アトピーの症状


アトピーの正式名称はアトピー性皮膚炎という名称で、非常に強いかゆみや発疹が繰り返しあらわれる皮膚の病気です。アトピーを発症する人は親からの遺伝が多いのですが、かゆみや発疹は主に首やひじ、ひざなどにあらわれ重症時には体全体に広がってしまいます。アトピーは子供に多く、赤ちゃんから小学生までで全体の約50%を占めています。赤ちゃんの時にアトピーになってしまう人は顔や頭から症状が出始めますが、大きくなるにつれてその症状がひじやひざなどの関節部分に広がり、大人になるにつれて体全体にアトピーの症状が出てしまう傾向が多く、アトピーは多くの人を長年苦しめている非常に辛い病気と言えます。また、長年かゆいところを掻いてしまいますと、苔癬化と言って皮膚が厚く硬く盛り上がってしまい、かゆみが収まらなくなってしまいます。

こんなアトピーという病気ですが、アトピーの人の皮膚は健常者とどのように違うのでしょうか?基本的にアトピーの方の皮膚は、肌の水分が蒸発し外に出てしまうことによる乾燥が原因です。その乾燥した肌はバリア機能が弱くなり、外部からの刺激に対抗できなくなってしまい、それがかゆみを引き起こし、掻いてしまうと外部からの侵入口が更に広がり、症状も更に悪化してしまうという悪循環の病気なのです。従って、アトピーになってしまう人のほとんどが最初は無意識に肌を掻いてしまい、そこから徐々に症状が悪化してしまうので、掻きたくなくても掻かずにはいられない状態に陥り、アトピーと知ってからでは遅く、直すまでに非常に多くの時間を要してしまいます。しかし、アトピーになってしまったからといって諦めるのではなく、しっかりとした肌の保湿やスキンケアを行うことで、症状を軽くしたり、直したりすることもできますので根気よく治療を続けることが非常に大切です。